フローラン・シュミット:バレエ『サロメの悲劇』、アーサー・ブリス:カンタータ『ザ・ベアティテューズ』、ダグ・ヴィレーン:交響曲第3番、ウィリアム・ヒル:ザ・レイヴン…etc.

ツイッターで #nml のハッシュタグを付けてツイートしてきたもののサルベージとか。

 

ベートーヴェン:交響曲第4番・第5番/フィリップ・ジョルダン&ウィーン交響楽団【Wiener Symphoniker】

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
・交響曲第4番 変ロ長調 Op.60
・交響曲第5番 ハ短調 Op.67

指揮:フィリップ・ジョルダン
管弦楽:ウィーン交響楽団

録音時期:2017年3月8-9日(ライヴ)
録音場所:ウィーン楽友協会、ムジークフェラインザール

http://ml.naxos.jp/album/WS014

Ws014

 


 

 

ドビュッシー:交響詩『海』、他/ヤニック・ネゼ=セガン&モントリオール・メトロポリタン管、他【ATMA Classique】

クロード・ドビュッシー
・管弦楽のための3つの交響的素描『海』
ベンジャミン・ブリテン
・歌劇『ピーター・グライムズ』〜4つの海の間奏曲 Op.33a
ピエール・メルキュール
・万華鏡(カレイドスコープ)
クロード・ドビュッシー
・牧神の午後への前奏曲

指揮:ヤニック・ネゼ=セガン
管弦楽:モントリオール・メトロポリタン管弦楽団
フルート:マリー=アンドレー・ベニー

録音時期:2007年3月27-28日
録音場所:モントリオール、サン・ノム・デ・ジェジュ教会

http://ml.naxos.jp/album/ACD22775

Acd22775

 


 

 

フローラン・シュミット:バレエ『サロメの悲劇』、フランク:交響曲 ニ短調
 /ヤニック・ネゼ=セガン&モントリオール・メトロポリタン管弦楽団
【ATMA Classique】

フローラン・シュミット
・バレエ『サロメの悲劇』 Op.50
セザール・フランク
・交響曲 ニ短調

指揮:ヤニック・ネゼ=セガン
管弦楽:モントリオール・メトロポリタン管弦楽団

録音時期:2010年7月
録音場所:カナダ、ケベック州ラヴァル、サン・フェルディナン教会

http://ml.naxos.jp/album/ACD22647

Acd22647

 


 

 

アーサー・ブリス:ザ・ベアティテューズ、他/アンドルー・デイヴィス&BBC交響楽団、他【Chandos】[Hybrid SACD]

アーサー・ブリス
・カンタータ『ザ・ベアティテューズ』 F.28
・序奏とアレグロ F.117
作者不詳[アーサー・ブリス編曲、管弦楽・合唱版、1969年稿]
・GOD SAVE THE QUEEN (英国賛歌「神よ女王陛下を護り賜え」)

指揮:サー・アンドルー・デイヴィス
管弦楽:BBC交響楽団
合唱:BBC交響合唱団
ソプラノ:エミリー・バーサン
テノール:ベン・ジョンソン

録音時期:2017年5月13-14日
録音場所:イングランド、ワトフォード、ワトフォード・コロッセウム

http://ml.naxos.jp/album/CHSA5191

Chsa5191

 


 

 

ダグ・ヴィレーン:交響曲第3番、他/ラモン・ガンバ&アイスランド交響楽団【Chandos】[Hybrid SACD]

ダグ・ヴィレーン
・交響曲第3番 Op.20
・弦楽のためのセレナード Op.11
・ディヴェルティメント Op.29
・シンフォニエッタ ハ長調 Op.7a

指揮:ラモン・ガンバ
管弦楽:アイスランド交響楽団

録音時期:2017年6月12-13日
録音場所:アイスランド、レイキャヴィーク、ハルパ・エルドボルク

http://ml.naxos.jp/album/CHSA5194

Chsa5194

 


 

 

ウィリアム・ヒル:ザ・レイヴン/デイヴィッド・ロッキントン&コロラド交響楽団、コロラド交響合唱団【Colorado Symphony】

ウィリアム・ヒル
・ザ・レイヴン

指揮:デイヴィッド・ロッキントン
管弦楽:コロラド交響楽団
合唱:コロラド交響合唱団

録音時期:2015年3月27-28日(ライヴ)
録音場所:コロラド州デンヴァー、ベッチャー・コンサートホール

http://ml.naxos.jp/album/CSACD-002

Csacd002

 

京都市交響楽団 第576回定期演奏会(指揮:秋山和慶)

本日のプレトーク、秋山さんと一緒に出てこられたのは事務方じゃなくてフルート首席の清水さん!なんと珍しい・・・というか初めて見た(笑)。桐朋の先輩・後輩ということだそうですが、もしかして秋山さんからの逆指名とか?

メモを片手に清水さんが質問して秋山さんが答える形で進められたトークは、カナダ・ケベック出身の作曲家ピエール・メルキュールの人物や曲についてコンサートパンフの記述以上に詳しく説明されてましたが、作曲家本人は十二音技法など当時の前衛的なものを学んではいても積極的に用いるような作風ではなかったらしく、今回採り上げる「トリプティーク」(パンフには日本語に訳せば‘三連画’とありました)も難解ではない美しい音楽なので“ゲンダイオンガク”と身構えなくてもいいですよ的な話しぶりでした。それと注目点として、3つの部分で構成されているこの曲の1曲目の終わりと3曲目の出だしが鏡で自分の姿を見るような対称の構造になっていることを挙げられてました。パンフの解説にはなかったこの説明は何度も指揮されてる人ならではですね。

そして、モーツァルトとストラヴィンスキーについては軽く流して、あとは秋山さんが斎藤秀雄門下生であることとか偶然ストコフスキーの目に止まって彼が創設したアメリカ交響楽団の後継者に選ばれたとか自身のエピソードに触れてから、最後に・・・自分が鉄チャンなのをカミングアウトして、京都に来たら必ず梅小路に足を運んでいることを笑いながら仰ってました。

京都の「梅小路」が何なのか、わからない人はググりましょうwww
梅小路 蒸気機関車

 

京都市交響楽団 第576回定期演奏会
2014年2月23日(日)14時30分開演@京都コンサートホール

◆P.メルキュール オーケストラのための「トリプティーク」
◆W.A.モーツァルト ピアノ協奏曲第23番イ長調 K.488
(休憩)
◆I.ストラヴィンスキー バレエ『春の祭典』

指揮:秋山和慶
ピアノ:児玉桃
コンサートマスター:泉原隆志

 

1曲目のメルキュールの「トリプティーク」、NMLにも収録がなかったので、どんな音楽なのかワクワクしながら聴いていたのですが、3管編成ながらもフランス系らしい繊細かつ色彩的な淡い美しさのある印象でした。鏡に例えた構造は言われないと初見では気づきにくいように思います。マニアックな技法を潜りこませておきながらもそうとは思わせないテクニシャンぶり、交通事故で早世したのがもったいないですね。ともあれ、こうした曲をプログラムに持ってきてくれたことには感謝したいです。

2曲目、モーツァルト。児玉桃さんはメシアンを積極的に録音されてたりしてるので、現代系に強いというか先鋭的なものを出してくるかと想像していたのですが、思ってたよりもおとなしいというか、良く言えば京都的はんなりっぽい感じ、ぶっちゃけて言えば「アレ?コンナモンカ?」な感じ。拍手があっても頑としてアンコールに応じなかったところを見ると、彼女的には満足のいかない出来だったのかもしれません。

後半、メインのハルサイ。意外にも京響が定期等の自主公演で演奏するのは20年ぶり(井上道義指揮、第363回定期)だったそうです。ステージ上に所狭しと楽器が並んでいるのを見るだけでも少し圧倒されますが、定期で20年ぶりという京響サウンドでのハルサイはとにかく凄かったです。プレトークでは初演時のスキャンダルも話題にしながら現代ではもう・・・みたいなことを仰ってましたが、秋山さんの明快なバトンテクニックにかかれば単にクリアだとか壮絶だとか、あるいは前衛が古典化するとかなどというのではなく、まるでミシェル・フーコーの考古学(archéologie)的手法で解析された遺物というか分析対象物を思わせるような音楽が出てくるとは思いませんでした。70過ぎの人がハルサイ振って想定外のものを引き出すなんて、う〜ん、やっぱり凄い。秋山さんのタクトに見事応えた京響もさすがでしたが。特にパーカッションの方々、フルボリュームでも音色をきっちりコントロールしてたのが好印象でした。

秋山さんの指揮は何度か生で見る機会がありましたので、安定度では全く心配してなかったのですが、若手の才気走った指揮者ならともかく、70歳を超えた指揮者が普通やるような音楽じゃないですよ、今日の演奏は。ストコフスキーが目をつけたほどオーケストラビルダー+αの優れた才を持った方だと改めて認識させられましたし、本人が野心を持ってるか星の巡り合わせが少し良ければ今頃は北米で名を轟かせていたかもしれず、でも彼の人生はそうならなかったことに何とも言い難い感慨深さを覚えました。

・・・そういえば、前回の定期で私が散々貶したコバケンと学年が一緒なんですよね、秋山さん。どんな境遇に置かれても自己研鑽を怠らなかった人と、ある時期から努力という字語を自身の辞書から消してしまった人、70過ぎれば元々持っていたポテンシャル以外にも差がこれほど明瞭に出てしまうものなんだなぁ・・・としみじみ思いました。