ノルドグレン:小泉八雲の怪談によるバラード/舘野泉(ピアノ)

NMLのサイトに今日付けで

「Finlandia」が新規参加

というお知らせを見た時はマジで小躍りしそうになりました。ワーナーグループの傘下に入って数年経った頃に、そのワーナーグループのレーベル再編ということでパッタリ活動を休止しただけでなく、CDのプレス自体を止めて廃盤だらけになってしまったからです。フィンランドのレーベルということで自国を中心とした北欧の作曲家の作品をメインに優れた数多くの録音を有すると評価されていただけに、廃盤で市場から消滅してしまったことをとても残念に思っていましたが、先日 Warner Classics と Erato、Teldec が NMLに新規参入したことでひょっとしたら・・・と淡い期待を抱いてた頃にこのお知らせ。

ブラボォ〜なのであります!(リコの口調でw)

というわけで、手始めに今日登録された中から何を聴こうか迷って手を出したのがノルドグレンの『小泉八雲の怪談によるバラード』。

 

ノルドグレン:小泉八雲の怪談によるバラード/舘野泉(ピアノ)【Finlandia】

ペール・ヘンリク・ノルドグレン
『小泉八雲の怪談によるバラード』
・「お貞」Op.29
・「雪女」Op.31
・「無間鐘」Op.28
・「おしどり」Op.25
・「むじな」Op.30
・「ろくろ首」Op.32
・「耳なし芳一」Op.17
・「食人鬼」Op.37
・「十六ざくら」Op.36

ピアノ:舘野泉

643443226967

→→http://ml.naxos.jp/album/643443226967

 

一応Amazonのリンクを上に貼ってますが、当然のことながら誰かが気紛れでマーケットプレイスに出品してくれないかぎり在庫なんてありゃしませんので、あしからず。

それはともかく、フィンランドのノルドグレンという作曲家の作品を聴くこと自体が初めてでしたし、当然『小泉八雲の怪談によるバラード』を聴くのも初めてでした。全10曲のうち「安芸之助の夢」が入っていませんが(収録時間的にCD1枚に収まりきれなかったとか?)、もっとオゾマシイ音楽を想像してたら全然違いましたね(笑)。日本文学を下敷きにしてるからなのか作曲者自身が一時期東京芸大で学んでいたからなのか(ついでに言うと奥様が日本人らしい)、全体的にちょっと和風テイストが入ってるかな?という雰囲気の、わりと聴きやすい音楽でした。ノルドグレンは他にも交響曲や管弦楽作品などいろいろと作品を残しているようなので、機会があれば他のも聴いてみたいですね。

演奏に関しても、舘野さんのピアノがとても冴えていて、詩情あふれたものに仕上がっています。彼がまだ脳溢血で倒れられる前の1990年、パトリック・ラフカディオ・ハーン=小泉八雲が初来日して100年を記念した録音制作だとか。私も舘野さんがまだバリバリで活躍されていた頃に1度だけ生で聴いたことがありますので、その時の好印象を思い出しながら聴かせてもらいました。

ベルグルンドとヨーロッパ室内管によるシベリウス全集を筆頭に優れた録音の多いFinlandiaレーベル、すでにそのほとんどが入手不可の状態にありますので、NMLで聴くことができるようになったのはとても有難いですね。早いところカタログに多くのラインナップを揃えてほしいと思います。