ペンデレツキ」タグアーカイブ

メシアン:トゥーランガリラ交響曲、ペンデレツキ:ポーランド・レクイエム、ドアティ:ヘミングウェイの物語、コープランド:アパラチアの春…etc.

ツイッターで #nml のハッシュタグを付けてツイートしてきたもののサルベージとか。

今回はポーランドの巨匠アントニ・ヴィトのタクトによるものを中心に。

 

メシアン:トゥーランガリラ交響曲/アントニ・ヴィト&ポーランド国立放送響【NAXOS】(2CD)

オリヴィエ・メシアン
・トゥーランガリラ交響曲
・キリストの昇天

指揮:アントニ・ヴィト
管弦楽:ポーランド国立放送交響楽団
オンド・マルトノ:トマ・ブロシュ(トゥーランガリラ交響曲)
ピアノ:フランソワ・ヴァイゲル(トゥーランガリラ交響曲)

録音時期:1998年12月10-14日
録音場所:ポーランド、カトヴィツェ、グジェゴシュ・フィテルベルク・コンサートホール

http://ml.naxos.jp/album/8.554478-79

855447879

 

 

 

ペンデレツキ:交響曲第7番『イェルサレムの7つの門』/アントニ・ヴィト&ワルシャワ・フィル、他【NAXOS】

クシシュトフ・ペンデレツキ
・交響曲第7番 『イェルサレムの7つの門』

指揮:アントニ・ヴィト
管弦楽:ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団
合唱:ワルシャワ・フィルハーモニー合唱団
ソプラノ:オルガ・パシェチニク、アガ・ミコライ
アルト:エヴァ・マルシニク
テノール:ヴィエスワフ・オフマン
バス:ロムアルト・テサロヴィチ
ナレーター:ボリス・カルメーリ

録音時期:2003年11月18-20日
録音場所:ワルシャワ、フィルハーモニックホール

http://ml.naxos.jp/album/8.557766

51qaf7jpv6l

 

 

 

ペンデレツキ:ルカ受難曲/アントニ・ヴィト&ワルシャワ・フィル、他【NAXOS】

クシシュトフ・ペンデレツキ
・ルカ受難曲

指揮:アントニ・ヴィト
管弦楽:ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団
合唱:ワルシャワ・フィルハーモニー合唱団、ワルシャワ少年合唱団
ソプラノ:イザベッラ・クロシンスカ
バリトン:アダム・クルシェフスキ
バス:ロムアルト・テサロヴィチ
朗読:クシシュトフ・コルベルガー

録音時期:2002年9月1-3日
録音場所:ワルシャワ、フィルハーモニックホール

http://ml.naxos.jp/album/8.557149

8557149

 

 

 

ペンデレツキ:ウトレンニャ/アントニ・ヴィト&ワルシャワ・フィル、他【NAXOS】

クシシュトフ・ペンデレツキ
・ウトレンニャ

指揮:アントニ・ヴィト
管弦楽:ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団
合唱:ワルシャワ・フィルハーモニー合唱団
ソプラノ:イヴォナ・ホッサ
メゾ・ソプラノ:アグニエツカ・レーリス
テノール:ピョートル・クシェヴィチ
バス:ピオトル・ノヴァツキ、ゲンナジー・ベズベンコフ

録音時期:2007年9月24-27,30日、12月3-4日
録音場所:ワルシャワ、フィルハーモニックホール

http://ml.naxos.jp/album/8.572031

8572031

 

 

 

ペンデレツキ:ポーランド・レクイエム/アントニ・ヴィト&ワルシャワ・フィル、他【NAXOS】(2CD)

クシシュトフ・ペンデレツキ
・ポーランド・レクイエム

指揮:アントニ・ヴィト
管弦楽:ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団
合唱:ワルシャワ・フィルハーモニー合唱団
ソプラノ:イザベッラ・クロシンスカ
アルト:ヤドヴィガ・ラッペ
テノール:リシャルド・ミンキエヴィチ
バス:ピオトル・ノヴァツキ

録音時期:2003年7月
録音場所:ワルシャワ、フィルハーモニックホール

http://ml.naxos.jp/album/8.557386-87

51mf73ehf5l

 


 

 

ドアティ:ヘミングウェイの物語、他/ジャンカルロ・ゲレーロ&ナッシュヴィル響、他【NAXOS】

マイケル・ドアティ
・ヘミングウェイの物語
・アメリカン・ゴシック
・ワンス・アポン・ア・キャッスル[2015年改訂版]

指揮:ジャンカルロ・ゲレーロ
管弦楽:ナッシュヴィル交響楽団
チェロ:ズイル・ベイリー(ヘミングウェイの物語)
オルガン:ポール・ジェイコブス(ワンス・アポン・ア・キャッスル)

録音時期:2015年4月17-18日、11月4-7日(ワンス・アポン・ア・キャッスル)
録音場所:テネシー州ナッシュヴィル、シャーマーホーン・シンフォニーセンター

http://ml.naxos.jp/album/8.559798

8559798

 


 

 

コープランド:アパラチアの春、他/スラットキン&デトロイト響【NAXOS】

アーロン・コープランド
・バレエ『聞け!汝ら!』
・バレエ組曲『アパラチアの春』

指揮:レナード・スラットキン
管弦楽:デトロイト交響楽団

録音時期:2013年12月4-7日、2014年5月14-18日(アパラチアの春)
録音場所:ミシガン州デトロイト、マックス・F・フィッシャー・ミュージックセンター、オーケストラホール

http://ml.naxos.jp/album/8.559806

8559806

 


 

 

ヴァンサン・ダンディ:交響曲第2番、他/ジャン=リュック・タンゴー&ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管【NAXOS】

ヴァンサン・ダンディ
・交響曲第2番 変ロ長調 Op.57
・交響的詩曲『思い出』 Op.62
・交響的変奏曲『イスタール』 Op.42
・歌劇『フェルヴァル』 Op.40 〜 第1幕 前奏曲

指揮:ジャン=リュック・タンゴー
管弦楽:ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団

録音時期:2015年7月28-30日
録音場所:グラスゴー、ヘンリー・ウッド・ホール

8573522

 


 

 

ヘルマン・ゲッツ:ピアノ協奏曲第1番・第2番、他/キンボー・イシイ&マグデブルク・フィル、ダヴィデ・カバッシ【NAXOS】

ヘルマン・グスタフ・ゲッツ
・ピアノ協奏曲 第1番 変ホ長調
・ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 Op.18
・春の序曲 Op.15

ピアノ:ダヴィデ・カバッシ
指揮:キンボー・イシイ
管弦楽:マグデブルク・フィルハーモニー管弦楽団

録音時期:2014年6月20-24日、26-28日(春の序曲)
録音場所:ザクセン=アンハルト州マクデブルク、マクデブルク歌劇場

http://ml.naxos.jp/album/8.573327

8573327

 


ペンデレツキ:交響曲集[※自作自演]/クシシュトフ・ペンデレツキ&ポーランド青年交響楽団

ポーランド最大のインディペンデント・クラシック・レーベルというDUX[http://www.dux.pl/]から、同国の誇る現代作曲家で今年の11月に80歳を迎えるペンデレツキの交響曲のツィクルスが新しく発売されるそうです。NMLのカタログには17日付でまとめて登録されていたのですが、一遍に7曲(番号は8番まであるのですが第6番は未完成だとかなんとかで録音されていません)も聴き通す時間がなかったもので、ここで採り上げるのが少し遅くなってしまいました。

このツィクルス最大の売りは作曲者のペンデレツキ自身が指揮をしている点でしょうか。自作品以外でも指揮者として活動しているだけあって、彼のタクトは堅実というか玄人はだしなところをしっかり見せています。そしてオーケストラはポーランド青年交響楽団[http://www.sinfoniaiuventus.pl/]。メンバーは全て30歳以下のワルシャワ音楽院卒業生で構成され、なんでもポーランド政府の肝いりで2007年9月に発足し、ポーランド人の大ベテラン指揮者イェジー・セムコフの指導のもとで翌年から本格的に活動をはじめた、歴史と団員の平均年齢がともに若いオーケストラだそうです。ムラヴィンスキーの助手を務めたこともあるセムコフの薫陶を受けているためか若くとも優れたアンサンブル能力を見せていて、それにペンデレツキの80歳祝いのプロジェクトで作曲者自身がタクトをふるっていることもあってか、曲の雰囲気が合う合わないはともかく演奏水準はとても高いレベルを見せています。

まだ全曲を一聴した程度ですが、個人的には3・4・5番が印象深かったですし、あととりわけエルサレム建設3000年記念のために作曲したという大作の7番『エルサレムの7つの門』には大いに圧倒されました。不思議なことにいろんなジャンルの曲を書いているペンデレツキも交響曲のジャンルに分け入ったのは40歳を迎えたあたりからで(もっとも遅いといえばブラームスなんかもそうなので珍しくもないんでしょうけど・笑)、しかも3番からは全てポーランドの“円卓会議”以降に作曲されています。かつての共産主義独裁政権だったポーランド統一労働者党と独立自主管理労働組合「連帯」がカトリックの司教・神父(当然ながらポーランド出身の教皇ヨハネ・パウロ2世がバックについていたのでしょうけど)をオブザーバーに話し合いの場を持ち円滑に民主化を進めていく契機となった1989年の“円卓会議”ですが、そうしたポーランドの社会事情がペンデレツキの作曲活動に如何ほどの影響をもたらしたのかはわかりません。歌詞付きの7・8番はともかく純粋器楽作の3・4・5番と1・2番の間にどのような変化があるか(もしくは無いか)、聴き手がそれぞれに判断したらいいのではないでしょうか。ただ、交響曲を書くという事はそれなりにエネルギーを必要とすると思いますので、少なくとも何らかの形でプラスに作用したのかな、と私は勝手に推測してますが(笑)。

ネットでググってたら交響曲第7・8番の歌詞の和訳を見つけましたので、これから聴いてみようという方は参考までにどうぞ。ちなみに、私は旧約聖書のエピソードに則った7番はともかく、8番は和訳を見てもあまりピンときませんでした(苦笑)。
↓↓
ペンデレツキ:交響曲第7番『エルサレムの7つの門』歌詞対訳
ペンデレツキ:交響曲第8番『はかなさの歌』歌詞対訳
 [※注:2008年改訂版では3曲追加されてますが上記は初版に基づいているため追加分が欠けています]

 


 

ペンデレツキ:交響曲第1番、第2番『クリスマス』/ペンデレツキ&ポーランド青年響【DUX】

クシシュトフ・ペンデレツキ
・交響曲第1番
・交響曲第2番『クリスマス』

指揮:クシシュトフ・ペンデレツキ
管弦楽:ポーランド青年交響楽団

録音時期:2012年3月1-3日(第1番)、2011年8月22-24日(第2番)
録音場所:ワルシャワ、ポーランド放送局、ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ

http://ml.naxos.jp/album/DUX0897

Dux0897

 

 

ペンデレツキ:交響曲第3番/ペンデレツキ&ポーランド青年響【DUX】

クシシュトフ・ペンデレツキ
・交響曲第3番

指揮:クシシュトフ・ペンデレツキ
管弦楽:ポーランド青年交響楽団

録音時期:2011年12月20-22日
録音場所:ワルシャワ、ポーランド放送局、ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ

http://ml.naxos.jp/album/DUX0898

Dux0898

 

 

ペンデレツキ:交響曲第4番、第5番/ペンデレツキ&ポーランド青年響【DUX】

クシシュトフ・ペンデレツキ
・交響曲第4番
・交響曲第5番

指揮:クシシュトフ・ペンデレツキ
管弦楽:ポーランド青年交響楽団

録音時期:2010年9月17日(第4番)、2011年8月・12月
録音場所:ブィドゴシュチュ、イグナツィ・ヤン・パデレフスキ・ポメラニアン・フィルハーモニック・ホール(第4番);
     ワルシャワ、ポーランド放送局、ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(第5番)

http://ml.naxos.jp/album/DUX0899

Dux0899

 

 

ペンデレツキ:交響曲第7番『エルサレムの7つの門』/ペンデレツキ&ポーランド青年響、他【DUX】

クシシュトフ・ペンデレツキ
・交響曲第7番『エルサレムの7つの門』

指揮:クシシュトフ・ペンデレツキ
管弦楽:ポーランド青年交響楽団
合唱:ポドラシェ歌劇場フィルハーモニー合唱団
ソプラノ:イヴォナ・ホッサ、イザベッラ・クロシンスカ
アルト:アグニエツカ・レーリス
テノール:ラファウ・バルトミンスキー
バス:ヴォチェク・ギールラッハ
ナレーター:スワヴォミール・ホランド

録音時期:2012年6月18-20日
録音場所:ワルシャワ、聖十字架教会

http://ml.naxos.jp/album/DUX0900

Dux0900

 

 

ペンデレツキ:交響曲第8番『はかなさの歌』/ペンデレツキ&ポーランド青年響、他【DUX】

クシシュトフ・ペンデレツキ
・交響曲第8番『はかなさの歌』[※2008年改訂版]

指揮:クシシュトフ・ペンデレツキ
管弦楽:ポーランド青年交響楽団
合唱:ポドラシェ歌劇場フィルハーモニー合唱団
ソプラノ:イヴォナ・ホッサ
アルト:アグニエツカ・レーリス
バリトン:トーマス・バウアー

録音時期:2012年11月・12月
録音場所:ワルシャワ、ポーランド放送局、ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ

http://ml.naxos.jp/album/DUX0901

Dux0901

 



ペンデレツキ:フォノグラミ、ホルン協奏曲、他/アントニ・ヴィト&ワルシャワ・フィル、他 [※第55回グラミー賞受賞作品・その3]

さて、私が気になったというもう1枚の方は、一昨日ペンデレツキの宗教曲を採り上げた際に軽く触れたアルバムですが、あの時はスルーしたので改めてということで。

 

ペンデレツキ:フォノグラミ、ホルン協奏曲、他/アントニ・ヴィト&ワルシャワ・フィル、他【Naxos】

クシシュトフ・ペンデレツキ
・フルートと室内オーケストラのための『フォノグラミ』
・ヤコブの目覚め
・アナクラシス
・デ・ナトゥーラ・ソノリス第1番
・パルティータ
・ホルン協奏曲『冬の旅』

指揮:アントニ・ヴィト
管弦楽:ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団
フルート:ウルズラ・ヤニク(フォノグラミ)
チェンバロ:エルジュビェタ・ステファンスカ(パルティータ)
エレキ・ギター:ミハル・ピンダキエヴィツ(パルティータ)
ベース・ギター:コンラッド・クビッキ(パルティータ)
ハープ:バルバラ・ヴィトコウスカ(パルティータ)
コントラバス:イェルジ・チェムブルジンスキ(パルティータ)
ホルン:ジェニファー・モントーン(ホルン協奏曲『冬の旅』)

録音時期:2008年8月28-29日、9月8・10日、2009年9月7日、2010年6月14-15日
録音場所:ワルシャワ、フィルハーモニック・ホール

http://ml.naxos.jp/album/8.572482

8572482

 

一昨日もチラッと書いたのですが、2000年代に作曲されたホルン協奏曲以外は全て’60〜’70年代の作品で、器楽だけで演奏されるこれらの曲を聴くと随分と尖った印象を受けます。管楽器やパーカッションの使い方とか特にそうでしょうか。トーン・クラスターを駆使してるとはいえ弦楽合奏のみで演奏される『広島の犠牲者に捧げる哀歌』に比べるとそういった部分が刺激的に思えるので、合わない人には合わないかもなぁ〜と(苦笑)。

最後の『冬の旅』というタイトルの付いたホルン協奏曲は近年の作品で、ペンデレツキが新ロマン主義への傾倒を見せた以降の作風ですし、なによりホルンの超絶技巧が堪能できるので馴染みやすいのと、特にホルンという楽器が好きな人にはたまらない曲かもしれません。

それにしても、これだけ作風が異なる作品を並べて、尚且つそれぞれの曲に見合った高水準の演奏に仕上げてきたのですから、ヴィトの指揮は流石と言うべきでしょう。作曲者に直接師事しただけはありますね。