サン=サーンス:管弦楽作品集、カミッロ・トーニ:ピアノ作品全集、ロレンソ・パロモ:シンフォニア・コルドバ…etc.

ツイッターで #nml のハッシュタグを付けてツイートしてきたもののサルベージとか。

 

管楽器協奏曲集/ジャンカルロ・ゲレーロ&ナッシュヴィル交響楽団、他【NAXOS】

フランク・ティケリ
・クラリネット協奏曲
ブラッド・ワーナール
・ホルン協奏曲
ベハザド・ランジバラン
・フルート協奏曲

指揮:ジャンカルロ・ゲレーロ
管弦楽:ナッシュヴィル交響楽団
クラリネット:ジェイムズ・ツィンマーマン
ホルン:レスリー・ノートン
フルート:エリック・グラットン

録音時期:2016年1月7-9日(クラリネット協奏曲)、2017年4月14-15日
録音場所:テネシー州ナッシュヴィル、スカマホン・シンフォニーセンター、ローラ・ターナー・コンサートホール

http://ml.naxos.jp/album/8.559818

8559818

 


 

 

サン=サーンス:アルジェリア組曲、他/準・メルクル&バスク国立管弦楽団、他【NAXOS】

カミーユ・サン=サーンス
・アルジェリア組曲 Op.60
・組曲 ニ長調 Op.49
・組曲 ニ短調 Op.16bis[チェロと管弦楽版]
・セレナード 変ホ長調 Op.15[管弦楽版]

指揮:準・メルクル
管弦楽:バスク国立管弦楽団
チェロ:ギレルモ・パストラーナ(組曲 ニ短調)

録音時期:2016年12月9-10・15-16日
録音場所:スペイン、バスク州サン・セバスティアン、セデ・オルケスタ・シンフォニカ・デ・エウスカディ

http://ml.naxos.jp/album/8.573732

8573732

 


 

 

カミッロ・トーニ:ピアノ作品全集 4 /[Pf]アルド・オルヴィエート【NAXOS】

カミッロ・トーニ
・ピアノ組曲 Op.14a
・セレナータ第2番 Op.11
・ピアノフォルテのための4つの小品 Op.22
・セレナータ第4番 Op.15
・セレナータ第5番 Op.18
・ワルツ
(※全て世界初録音)

ピアノ:アルド・オルヴィエート

録音時期:2016年8月30-31日、2017年1月18日(セレナータ第5番)
録音場所:ヴェネツィア、ジョルジョ・チーニ財団サラ・デッレ・カプリアーテ

http://ml.naxos.jp/album/8.573431

8573431

 


 

 

カミッロ・トーニ:ピアノ作品全集 1 /[Pf]アルド・オルヴィエート【NAXOS】

カミッロ・トーニ
・3つのカプリッチョ Op.38
・マリアのために[ピアノ版]
・アフォリスマ
グスタフ・マーラー[ピアノ編曲:カミッロ・トーニ]
・交響曲第5番 嬰ハ短調〜第4楽章「アダージェット」
カミッロ・トーニ
・コラール・パルティータ 第2番(J.S.バッハ:オルガンのためのコラール前奏曲 第5番による)
・3つの前奏曲 Op.28
・リチェルカーレ OP.28b
・ファンタジア Op.25
(※全て世界初録音)

ピアノ:アルド・オルヴィエート

録音時期:2012年7月16-18日
録音場所:ヴェネツィア、ジョルジョ・チーニ財団サラ・ピッコロ・テアトロ

http://ml.naxos.jp/album/8.572990

8572990

 


 

 

カミッロ・トーニ:ピアノ作品全集 2 /[Pf]アルド・オルヴィエート【NAXOS】

カミッロ・トーニ
・カプリッチョ第4番「オクターヴ」
・カプリッチョ第5番「ベッリーニへのオマージュ」
・カプリッチョ第6番「シルヴァーノ・ブソッティの名による格言」
・6つの前奏曲 Op.21
・コラール・パルティータ集 第1巻〜J.S.バッハによる Op.29
・セレナータ第1番 Op.10
(※全て世界初録音)

ピアノ:アルド・オルヴィエート

録音時期:2013年3月11-13日
録音場所:ヴェネツィア、ジョルジョ・チーニ財団サラ・デリ・アラーツィ

http://ml.naxos.jp/album/8.572991

8572991

 


 

 

カミッロ・トーニ:ピアノ作品全集 3 /[Pf]アルド・オルヴィエート【NAXOS】

カミッロ・トーニ
・セレナータ第3番 Op.13
・セレナータ第6番 Op.19a
・セレナータ第7番 Op.20
・ソナチネ Op.26
・バッハへのオマージュ Op.32
アルバン・ベルク[4手ピアノ編曲:カミッロ・トーニ]
・抒情組曲〜第1曲「アレグレット・ジョヴィアーレ」
カミッロ・トーニ
・3つの幻想的スケルツォ『パラフラージ・ディ・ムジカ・レッジェーラ』
(※全て世界初録音)

ピアノ:アルド・オルヴィエート
第2ピアノ:ファウスト・ボンジェッリ(バッハへのオマージュ、アレグレット・ジョヴィアーレ)

録音時期:2015年6月24-25日(セレナータ第3番・第6番・第7番、ソナチネ)、2014年7月30日
録音場所:ヴェネツィア、ジョルジョ・チーニ財団サラ・デリ・アラーツィ(セレナータ第3番・第6番・第7番、ソナチネ);
 イタリア、フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州ポルデノーネ県サチーレ、ファツィオリ・コンサートホール

http://ml.naxos.jp/album/8.573430

8573430

 


 

 

ロレンソ・パロモ:シンフォニア・コルドバ、フルゴレス/ヘスス・ロペス=コボス&カスティーリャ・イ・レオン交響楽団、他【NAXOS】

ロレンソ・パロモ
・シンフォニア・コルドバ
・フルゴレス
(※全て世界初録音)

指揮:ヘスス・ロペス=コボス
管弦楽:カスティーリャ・イ・レオン交響楽団
テノール:パブロ・ガルシア・ロペス(シンフォニア・コルドバ)
ギター:ハビエル・リーバ(シンフォニア・コルドバ)、ラファエル・アギーレ(フルゴレス)
ヴァイオリン:アナ・マリア・バルデッラマ(フルゴレス)

録音時期:2016年5月14-19日
録音場所:スペイン、カスティーリャ・イ・レオン州バリャドリッド、アウディトリウム・ミゲル・デリーベス

http://ml.naxos.jp/album/8.573326

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京都市交響楽団 第575回定期演奏会(指揮:小林研一郎)

昨日から腰を酷く痛めてしまって、外用薬・内服薬とコルセットで寒い空の中をなんとか体を動かして北山の京都コンサートホールまで出かけたのですが、演奏会終了後の心境としては
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・・・あ、いや、こんなもんじゃ済まないな・・・
こんな感じ↓
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・・・これくらいゲキオコな状態です(苦笑)。

そもそも70過ぎたベテランが定期演奏会に安直な名曲選的プログラムでお茶を濁しているのからしてほとんど期待していなかったのですが、5分遅れで始まったプレトークは「オルガン付き」の主題をピアノで弾いて見せてオシマイ・・・今回の3曲の中では馴染みの薄そうな『オベロン』序曲について語るとか、他にも若い頃の思い出話で薀蓄を披露するとか、いくらでも時間は使えただろうに・・・

 

京都市交響楽団 第575回定期演奏会
2014年1月24日(金)19時開演@京都コンサートホール

◆C.M.v.ウェーバー 歌劇『オベロン』 J.306〜序曲
◆F.メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲ホ短調 Op.64
 (ヴァイオリンソロ・アンコール)
 ◇アンリ・ヴュータン アメリカの思い出「ヤンキー・ドゥードゥル」 Op.17
(休憩)
◆C.サン=サーンス 交響曲第3番ハ短調 Op.78「オルガン付き」

指揮:小林研一郎
ヴァイオリン:三浦文彰
コンサートマスター:渡邊 穣
オルガン:長井浩美

 

ソリストの三浦さんがアンコールで弾いたのは、19世紀にヴァイオリニストと作曲家として活躍したベルギー人のアンリ・ヴュータンの小品。本来はピアノ伴奏が付いてる曲ですが、この日は無伴奏で弾いてました。「ヤンキードゥードゥル」というのはアメリカの民謡で独立戦争の際に愛国歌として親しまれていたそうですが、なんでこれが日本に入ってきた時に山登りの歌詞を付けて「アルプス一万尺」になったのかは私も知りません(笑)。彼はこの曲をアンコールの持ち曲の1つにしているようですが、途中で遊び心も交えながらバカテクを披露していたので、これなら本番もメンコンじゃなくて私が個人的に最近NMLで聴いたベルクとかヒンデミットとか(ベルクはソロがイザベル・ファウストで伴奏がアバド&モーツァルト管、ヒンデミットはソロが五嶋みどりで伴奏がエッシェンバッハ&北ドイツ放送響)で聴いてみたかったですね。京響にも合うでしょうし。

・・・もっとも、コバケンが振れるわけないか・・・(苦笑)

ツイッター上では概ね好評だったようですが、私はここまでシラケさせられるとは思ってもみませんでした。特にサン=サーンスの交響曲第3番「オルガン付き」は彼の作曲技巧を存分に注ぎ込んだ曲なので普通にやっても豪華絢爛に聴こえるのは当然ではあるのですが、今夜の演奏はオルガンが一人目立ちと言っていいほど浮いていましたし、オケの強奏時も指揮者が単に大きな音を出させようとしていただけだったので音色とか何とかお構いなし。ファビオ・ルイージにはじめは冷淡な態度をとっていたどこかの傲慢放送局オケと違って、京響は良い子ちゃん揃いだしフレキシブルな利点も持ち合わせているので、指揮者が筋の通った指示を出していれば曲に合わせた響きを出せるのですが、メンコンでもそうだったけど今回は音にいつもの潤いもなければ弱音時の繊細さとかも無しの、らしくない雑な印象を受けました。オケは別に職務放棄していたわけではなく何とか指揮者に合わせて形にしようと努力していた様子は窺えたので、これはもう100%指揮者の責任です。いくら精神的な深みがベートーヴェンやブラームスらのそれには達していないとはいえサン=サーンスが自身の持てる技巧を全て注ぎ込んで作った交響曲を老いた指揮者が振って底の浅さを露呈させるとは、如何に勉強を疎かにしていたかの証左でしょう。若い頃がどうだったかは知りませんが、少なくともある時期から探求という地道な作業を放棄して劣化したのは間違いないと思われます。

それでいてステージマナーはというと、永田町では踏ん反り返って赤坂通いしてるくせに選挙期間中だけやたらペコペコ頭を下げてくる政治家や、商品を売るためなら客の靴を舐めることも厭わない営業マンみたいな臭いをプンプンさせて、最後には丁寧にお辞儀してるような素振りを見せてから
「サンサーンスの霊が降臨して来たように感じました」
と自画自賛してステージを後にする・・・えぇ、もうブチ切れました(怒)。大友さんと広上さんがこれまで丹精込めて育ててきて、かつまた団員個々人が常に向上心を忘れずに音楽に打ちこむことでここまで成長してきたオーケストラに何てことをしてくれたんだと。随分前に大フィル?で見て以来彼の指揮は2回目だったと思いますが、前の時はここまで殺意めいたものは湧きませんでしたよ。円熟どころか酷く劣化してるし。

格式ある(べきである)京響定期を大根役者の三文芝居にしてしまった責任は重大です。時間がなかったので簡潔に意見を書いただけのアンケート用紙を直接事務局の方に手渡しましたけど、
「小林研一郎は2度と呼ばないで下さい!!!」

 

 



京都市交響楽団 第553回定期演奏会(指揮:ロベルト・ベンツィ)

JR京都駅の伊勢丹7階の美術館で明後日まで「生誕250年記念展 北斎の富士 冨嶽三十六景と富嶽百景」というのをやってるようですが、今回の定期を振られるロベルト・ベンツィ[http://www.robertobenzi.com/]さんも時間の合間をぬって見に行かれたそうです。いいタイミングで北斎の展覧会が開かれていたものですね。

そしてプレトークでは北斎展を見に行ったことの他に、ドイツのオケだとフランス音楽はなかなか理解されにくいが、日本はフランスの文化と似ている部分もあって演奏もしやすい、みたいなことを仰ってました。社交辞令半分なのでしょうけど、さてさて京響がベンツィさんの期待に応えられたのかどうか・・・?

 

京都市交響楽団 第553回定期演奏会
2012年1月20日(金)19時開演@京都コンサートホール

◆E.ラロ 歌劇「イスの王様」序曲
◆C.サン=サーンス ピアノ協奏曲第2番ト短調 op.22
 (ピアノ・ソロ・アンコール)
 ◇C.ドビュッシー 前奏曲集 第1巻〜第6曲:雪の上の足跡
(休憩)
◆C.ドビュッシー(アンリ・ビュッセル編曲) 小組曲
◆C.ドビュッシー 交響詩『海』(管弦楽のための3つの交響的素描)

指揮:ロベルト・ベンツィ
ピアノ:リーズ・ドゥ・ラ・サール

 

パンフに書かれてたベンツィさんのプロフィールのページには、1937年生まれで両親がイタリア人でマルセイユ出身で、10歳になる前からクリュイタンスに指揮を学んで・・・云々とありました。結構なお爺ちゃんだけどクリュイタンスのお弟子さんかぁ・・・と思いながら、プレトークを聞いてました(余談ですけどスタッフに仏語のできる人いなかったんですかね?団員にフランス人も抱えてるオケなのに、なんかフランス人に英語で質問するのがマエストロに対して失礼に思えたのですが・・・)。

ありそうであまりない京響のオール・フランス・プログラムなので私も楽しみにしてたんですが、こういう時にかぎって一昨日あたりから酷い頭痛という・・・(苦笑)。今夜も開始時間に合わせてロキソニン飲んでようやく少し収まったかな?程度な体調だったんですが、それはともかく、1曲目はラロの曲。予習するの忘れてたんでこの定期で初めて聴いたのですが、かなり大きな編成の曲だったんですね。あんなに管楽器が乗ってるのは予想してなくてちょっとビックリでしたが、まずは好発進の印象。11月のノイホルトさんの時とはやっぱり響きが違う感じですね。

2曲目、サン=サーンスのコンチェルト。ステージに出てきたソリストのリーズ・ドゥ・ラ・サール[http://www.lisedelasalle.com/]さんは写真で想像するよりもずっと高い鼻立ちのお嬢さんでしたが、ピアノの方も1つ1つの音から演奏から鼻立ち通りにキリッとしたもの、美にも情にも溺るところがなくクリアでいて、さりとて繊細さとエスプリにも欠けることなく、とても楽しく聴けました。終楽章の最後の一音が鳴り止んだところでベンツィさんが指揮台を指揮棒でトントンと叩いてましたね(笑)。アンコールもよかったです(というか右手の人差し指にテーピングしてたように3階からは見えたんですが・・・気のせいですかね?)。

後半はドビュッシー。前半と違って指揮台が除かれていたので、さすが師匠譲りで自信あるのかと予想してたんですが、小組曲からして違いましたね(笑)。随所に隠し味みたいな仕掛けをサラっと混ぜ込んだりするものだから、あんなに新鮮な感じで聴けるとは思ってませんでした。フォルムを崩さないままでやれるんだから自家薬籠中ってところなんでしょうかね。

そしてラストの『海』。出てくる音の響きが思ったよりも全然カラフルじゃなくてグレーがかってるように聴こえて、はじめは「あれれ?」って感じだったんですが、あぁそうか、ドーバー海峡の辺りとかそっちの方のイメージでいいのかな?と自分の中で思いはじめてからは、いろいろと納得したり感心したりしながら聴かせてもらいました。もっと色彩感と洗練さを前面に押し出すのかと(私が勝手に)予想してたんですが、良い意味で裏切られて一筋縄ではいかない、いろいろと得るところの多い演奏でした(ちなみに第3楽章の練習番号59のTpとHnのユニゾンは無し)。

暗譜なだけでなく気合の入り具合も更に上げてきたような指揮ぶりに見えましたが、オケもよく応えていたように思います。記憶違いでなければカーテンコールで一番最初にチェロを、次にヴィオラを立たせていたはずですが、あの辺りにもベンツィさんのこだわりがあったように思えました。今回の共演で京響と京都の街を気に入ってもらえたのなら、ぜひ再演をお願いしてほしいところですね。ラヴェルとかどうなるんだろうと想像するといろいろ興味深かったりしますし。

あまり期待しないでNMLを検索してみたら、かつての手兵だったアーネム(アルンヘム)・フィルとのフランクの作品集がありました。よろしければどうぞ。私はまず交響曲だけ聴いてみましたが、かなり腰の座った印象の演奏でした。

★フランク:交響曲 ニ短調、他/ベンツィ&アルンヘム・フィル【Naxos】
http://ml.naxos.jp/album/8.553631
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ところで、パンフの中に紹介記事がなかったのでウッカリ見落とすところでしたが、これまで空席だった首席ポストのうち、ヴィオラと打楽器に「◎」で御名前が入ってましたね。

ヴィオラの新首席は小峰航一さん、1982年生まれで東京芸大→パリ音楽院を卒業、昨年6月まで札響のヴィオラ首席を務められてた方です。

打楽器の新首席は中山航介さん、東京芸大大学院修士課程の出身で、昨年も何度か京響の定期に客演されてる方ですね。

優秀な若手の方々に来ていただけて有難いかぎりです。首席ポストが空白のままというのは見てる方もなんだが落ち着かないですし、オケの響きがどういったものであっても屋台骨はしっかりしていてほしいですしね。あとはセコバイだけかな?あ〜、上村さんも定年近そうなんでしたっけ?(もう何年か先には清水さんも・・・でしたか、たしか桐朋の高校で大植さんか大友さんと学年が一緒らしいし)私の見ている印象では近年は世代交代がうまくいってる印象ですので、こちらのポジションの代替わりもうまくいけばいいなぁと願ってます。