京都市交響楽団が2018年度の定期演奏会ラインナップを発表

先日の定期演奏会のレセプションで下野さんが「また下野こんなのやりやがって」というプログラムです、みたいなことを仰っていたので、『ハルモニーレーレ』並のものだろうかとワクワクドキドキしてたら、メインはブル1・・・ナンダゼンゼンフツーやん、と思った私は感覚が麻痺しているのでしょうか?www あーでも、前半に尾高惇忠さんのピアノ協奏曲を持ってきたり、第九との付け合わせがシェーンベルクの『ワルシャワの生き残り』だったりで、やっぱり捻りは入れてるのね。ブル1は下野さんはこれまでずっとウィーン稿だったらしい(私はあいにく未体験)のですが、今回はリンツ稿ハース版とのこと。さてさて・・・。

ちなみに、シューマンの『天使の主題による変奏曲(Geistervariationen)』は1854年2月作曲のピアノ独奏曲で、作品番号が付与されていない、事実上シューマン最後の作品らしいです。この主題の部分を野本洋介(読売日本交響楽団打楽器奏者、洗足学園音楽大学講師)編曲で今年の広島交響楽団の定期演奏会にアンコールピースとして演奏したようですね。

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第623回の広上さんのプログラム、今年がブラームスの3・1番だったので来年は2・4番だろうとタカを括ってたらまさかのバーンスタイン。バーンスタインのカッチリした曲なんて『エレミア』以来随分と久しぶりで、急にどうしたんだろう?と・・・そうですね、来年は彼の生誕100周年でした。

8月の合唱回は高関さんの指揮でブリテンの戦争レクイエム―――第一次世界大戦終結100周年を意識してでしょうか?―――、ラザレフさんはグラズノフの『四季』!!!!(個人的に大好きで特別な思い入れもある曲)とボロディンの2番交響曲を引っさげての再登場。いやはや、今年度に比べて来年度は攻めの傾向が見て取れるラインナップになって大いに満足です。最低限これくらいはやってもらわないと。

 


 

◆第622回定期
 2018年4月13日(金)19:00
 指揮:ダミアン・イオリオ
◇レスピーギ:交響詩『ローマの噴水』
◇レスピーギ:交響詩『ローマの松』
◇レスピーギ:交響詩『ローマの祭』

◆◆第623回定期◆◆
 2018年5月19日(土)14:30
 2018年5月20日(日)14:30
 指揮:広上淳一
◇バーンスタイン:交響組曲『波止場』
◇ショスタコーヴィチ:交響曲第9番 変ホ長調 Op.70
◇バーンスタイン:交響曲第2番『不安の時代』
 〔Pf 河村尚子〕

◆第624回定期
 2018年6月15日(金)19:00
 指揮:廖國敏(リオ・クォクマン)
◇ジェニファー・ヒグドン:ブルー・カセドラル ※日本初演
◇ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲 イ短調 Op.36,B.108
 〔Vn ヨゼフ・シュパチェク〕
◇チャイコフスキー:交響曲第6番 ロ短調『悲愴』 Op.74

◆◆第625回定期◆◆
 2018年7月21日(土)14:30
 2018年7月22日(日)14:30
 指揮:下野竜也
◇シューマン[野本洋介 編曲]:「天使の主題による変奏曲」~テーマ
◇尾高惇忠:ピアノ協奏曲
 〔Pf 野田清隆〕
◇ブルックナー:交響曲第1番 ハ短調 WAB 101[リンツ稿・ハース版]

◆第626回定期
 2018年8月26日(日)14:30
 指揮:高関 健
◇ブリテン:戦争レクイエム Op.66
 〔S 木下美穂子、T 小原啓楼、Br 大西宇宙、cho 京響コーラス&京都市少年合唱団〕

◆◆第627回定期◆◆
 2018年9月22日(土)14:30
 2018年9月23日(日・祝)14:30
 指揮:準・メルクル
◇ワーグナー:歌劇『タンホイザー』〜序曲・バッカナール(ヴェヌスベルクの音楽)
◇グリーグ:『ペール・ギュント』第1組曲 Op.46
◇ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98

◆第628回定期
 2018年10月12日(金)19:00
 指揮:ヨエル・レヴィ
◇モーツァルト:交響曲第32番 ト長調 K.318
◇ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77
 〔Vn ヴィヴィアン・ハーグナー〕
◇バルトーク:管弦楽のための協奏曲 Sz.116

◆◆第629回定期◆◆
 2018年11月17日(土)14:30
 2018年11月18日(日)14:30
 指揮:アレクサンドル・ラザレフ
◇グラズノフ:バレエ『四季』Op.67
◇ボロディン:交響曲第2番 ロ短調

◆◆第630回定期◆◆
 2019年1月19日(土)14:30
 2019年1月20日(日)14:30
 指揮:マルク・アンドレーエ
◇ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 Op.15
 〔Pf ゲルハルト・オピッツ〕
◇ムソルグスキー[ラヴェル管弦楽編曲]:組曲『展覧会の絵』

◆第631回定期
 2019年2月15日(金)19:00
 指揮:秋山和慶
◇ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 Op.18
 〔Pf 小山実稚恵〕
◇ラフマニノフ:交響曲第3番 イ短調 Op.44

◆◆第632回定期◆◆
 2019年3月16日(土)14:30
 2019年3月17日(日)14:30
 指揮:広上淳一
◇マーラー:交響曲第7番 ホ短調

 

◆◆第九コンサート◆◆
 2018年12月27日(木)19:00
 2018年12月28日(金)19:00
 指揮:下野竜也
◇シェーンベルク:ワルシャワの生き残り Op.46
 〔ナレーター 宮本益光、cho 京響コーラス〕
◇ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 Op.125
 〔S 菅 英三子、Ms 林 美智子、T 笛田博昭、B ジョン・ハオ、cho 京響コーラス〕

◆ニューイヤー・コンサート
 2019年1月13日(日)14:30
 指揮:高関 健
◇J.シュトラウス2世:喜歌劇『くるまば草』〜序曲
◇J.シュトラウス2世:ペルシャ行進曲 Op.289
◇ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・マズルカ『おしゃべり女』Op.144
◇J.シュトラウス2世:歌劇『騎士パズマン』〜チャルダッシュ Op.441
◇J.シュトラウス2世:アンネン・ポルカ Op.117
◇J.シュトラウス2世:ワルツ『親しい仲』Op.367
◇J.シュトラウス2世:ワルツ『美しく青きドナウ』Op.314
 〔cho 京都市少年合唱団〕
◇J.シュトラウス2世:芸術家のカドリーユ Op.201
◇J.シュトラウス2世:チクタク・ポルカ Op.365
◇J.シュトラウス2世:ワルツ『ウィーンの森の物語』Op.325
◇J.シュトラウス2世:ポルカ『ハンガリー万歳!』Op.289

 

[※以上、場所はすべて 京都コンサートホール・大ホール です]

 


 

第622回定期の指揮者ダミアン・イオリオはロンドン生まれでイタリア人とイギリス人のハーフだそうですが、NAXOSレーベルにカゼッラやピツェッティといった20世紀前半のイタリア純管弦楽作品をいくつか録音しています。そのカゼッラやマリピエロ、ピツェッティ達のようなイタリアのいわゆる「80年世代」の代表格がレスピーギで、「80年世代」作品の録音で好評を得ているダミアン・イオリオの経験が京響との共演でどのように反映されるか、が敷いて言えば注目でしょうか。『ローマ三部作』を一気にやってくれるのは華やかでいいという反面、同じレスピーギでも『教会のステンドグラス』をチョイスして、他にカゼッラら「80年世代」の作品を織り交ぜたプログラムにしてほしかったとも強く思っています。今度の客演が成功して再演の縁が得られるのなら、次はそのようなプログラムを望みたいですね。

第624回定期に登場するリオ・クォクマン(廖國敏)は2014年のスヴェトラーノフ指揮者コンクールで優勝したマカオ出身の若手指揮者です。今年5月のラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2017にシンフォニア・ヴァルソヴィアを指揮して何度も登場してましたし、9月の関西フィルの演奏会に急遽ピンチヒッターで登場したり、先月初旬のN響の3回の地方公演を担当したりしてましたので、名前を耳にしたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。昨季までフィラデルフィア管弦楽団のアシスタント・コンダクターだったようですが、そのフィラデルフィア管弦楽団と縁の深い米国の現代作曲家ジェニファー・ヒグドンの『ブルー・カセドラル』を1曲目に持ってきたのに注目です。この曲、早速ナクソス・ミュージック・ライブラリで探して聴いてみましたが、彼女の兄弟アンドリュー・ブルー・ヒグドンが病死(“メラノーマ”という悪性の皮膚がん、悪性黒色腫)したのをキッカケに書いたらしい作品、死者を弔うというよりも闘病生活を送っていた兄弟との大切な想い出を音楽という形にしたという印象を受けました。美しく温かみのある良曲です。ドヴォルザークのVn協奏曲とチャイ6はお手並み拝見といったところですね。

そのドヴォルザークで共演するヴァイオリニストのヨゼフ・シュパチェクは2011年にチェコ・フィルのコンマスに楽団史上最年少となる24歳で就任した、1986年生まれのチェコの俊英。使用楽器は1855年製ジャン=バプティスト・ヴィヨーム。米国カーティス音楽院を卒業後、ジュリアード音楽院でイツァーク・パールマンに師事した経歴の持ち主で、コンクール受賞歴云々だけならともかく、あのチェコ・フィルが青田買いした点においては期待を寄せてもいいでしょう。

第627回の準・メルクル、ここ数年9月定期は営業的?に敬老向けで名曲選になる傾向があって仕方ないとはいえ、彼のレパートリーの広さからするとちょっともったいない気がします。

第629回のラザレフさん、前回いらした時は名曲選なプログラムでモッタイネーなー思いましたが、再演にいらしてくれたこと、そして今回は通好みな2曲を引っさげての登場には素直に喜びたいです。しかも1つはグラズノフの『四季』ですからね。吹奏楽編曲の「秋」を私が10代の時にコンクールで演奏した、個人的に思い入れの深い曲なのですが、全曲を生で、しかも京響で、聴くことのできる日が来るなんて、もう夢みたいです!ラザレフさん、おおきにです!!!!

第630回のマルク・アンドレーエは20世紀前半にチューリッヒ・トーンハレ管弦楽団の音楽監督を長らく務めていて作曲活動も行っていたフォルクマール・アンドレーエのお孫さん。来月の新日フィルの第九演奏会で来日する予定ですが、以前にもN響や読響への客演で何度か来日されていたようです。せっかくだからプログラムのアクセントにお祖父さんの作品を挟み込んでもよかったのですけど(笑)。

以下、自前のサイトを持ってる客演指揮者やソリストの情報を載せておきます。

 

ダミアン・イオリオ→http://www.damianiorio.com/

廖國敏(リオ・クォクマン、Lio Kuokman)→http://www.liokuokman.com/

ヨゼフ・シュパチェク:チェコ・フィルハーモニー管弦楽団コンサートマスターhttp://www.josefspacek.com/

マルク・アンドレーエ→http://www.marcandreae.ch/

 

 


カルボネッリ:室内ソナタ集、レーガー:クラリネット・ソナタ集、ヘンデル:オケイジョナル・オラトリオ、グラナート:ヒエロニムス・ボスのためのレクイエム…etc.

ツイッターで #nml のハッシュタグを付けてツイートしてきたもののサルベージとか。

 

カルボネッリ:室内ソナタ集/ボヤン・チチッチ&イリュリア・コンソート【Delphian】

ジョヴァンニ・ステファノ・カルボネッリ
・ヴァイオリンと通奏低音のための室内ソナタ 第1番 ニ長調
・ヴァイオリンと通奏低音のための室内ソナタ 第2番 ニ短調
・ヴァイオリンと通奏低音のための室内ソナタ 第3番 ホ長調(※世界初録音)
・ヴァイオリンと通奏低音のための室内ソナタ 第4番 ト長調(※世界初録音)
・ヴァイオリンと通奏低音のための室内ソナタ 第5番 ト短調(※世界初録音)
・ヴァイオリンと通奏低音のための室内ソナタ 第6番 イ長調

ヴァイオリン:ボヤン・チチッチ
古楽アンサンブル:イリュリア・コンソート

録音時期:2016年6月24-26日
録音場所:イングランド、バークシャー、ニューベリー、イースト・ウッドヘイ、聖マーティン教会

http://ml.naxos.jp/album/DCD34194

Dcd34194

 


 

 

レーガー:クラリネット・ソナタ集/マイケル・コリンズ[Cl]、マイケル・マクヘイル[Pf]【Chandos】

マックス・レーガー
・クラリネット・ソナタ 第3番 変ロ長調 Op.107
・クラリネット・ソナタ 第1番 変イ長調 Op.49, No.1
・クラリネット・ソナタ 第2番 嬰ヘ短調 Op.49, No.2

クラリネット:マイケル・コリンズ
ピアノ:マイケル・マクヘイル

録音時期:2017年2月26-28日
録音場所:イギリス、サフォーク、ポットン・ホール

http://ml.naxos.jp/album/CHAN10970

Chan10970

 


 

 

ヘンデル:オケイジョナル・オラトリオ/ハワード・アーマン&ベルリン古楽アカデミー、他【BR KLASSIK】(2CD)

ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル
・オケイジョナル・オラトリオ HWV.62
 [※国際ヘンデル協会が新しく編纂するハレ・ヘンデル全集の新版による世界初演]

指揮:ハワード・アーマン
管弦楽:ベルリン古楽アカデミー
合唱:バイエルン放送合唱団
ソプラノ:ジュリア・ドイル
テノール:ベン・ジョンソン
バリトン:ピーター・ハーヴェイ

録音時期:2017年2月9-11日(ライヴ)
録音場所:ミュンヘン、ヘルクレスザール・デア・レジデンツ

http://ml.naxos.jp/album/900520

900520

 


 

 

グラナート:ヒエロニムス・ボスのためのレクイエム
 /マルクス・シュテンツ&ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、他
【RCO Live】[Hybrid SACD]

デトレフ・グラナート
・ヒエロニムス・ボスのためのレクイエム(※世界初演、2016年版)

指揮:マルクス・シュテンツ
管弦楽:ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
合唱:オランダ放送合唱団
声(バリトン):ディヴィッド・ウィルソン=ジョンソン
ソプラノ:アガ・ミコライ
メゾ・ソプラノ:ウルズラ・ヘッセ・フォン・デン・シュタイネン
テノール:ゲルハルト・ジーゲル
バス:クリフトフ・フィシェサー
オルガン:レオ・ファン・ドゥセラール

録音時期:2016年11月5日(ライヴ)
録音場所:アムステルダム、コンセルトヘボウ

http://ml.naxos.jp/album/RCO17005

Rco17005

 


 

 

シェーンベルク:弦楽四重奏曲 第2番・第4番/グリンゴルツ四重奏団、マリン・ハルテリウス[S]【BIS】[Hybrid SACD]

アルノルト・シェーンベルク
・弦楽四重奏曲 第2番 嬰ヘ短調 Op.10
・弦楽四重奏曲 第4番 Op.37

弦楽合奏:グリンゴルツ四重奏団
ソプラノ:マリン・ハルテリウス(第2番)

録音時期:2016年6月
録音場所:チューリッヒ、SRFスタジオ

http://ml.naxos.jp/album/BIS-2267

Bis2267

 


シェーンベルク:グレの歌、オルランド・ディ・ラッソ:ソロモンの雅歌、ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲全集…etc.

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シェーンベルク:コル・ニドレ、ショスタコーヴィチ:ミケランジェロの詩による組曲/ムーティ&シカゴ響、他【CSO Resound】

アルノルト・シェーンベルク
・コル・ニドレ Op.39
ドミートリイ・ショスタコーヴィチ
・ミケランジェロの詩による組曲 Op.145a[管弦楽版]

指揮:リッカルド・ムーティ
管弦楽:シカゴ交響楽団
合唱:シカゴ交響合唱団(コル・ニドレ)
ナレーター:アルベルト・ミズラヒ(コル・ニドレ)
バス:イルダル・アブドラザコフ(ミケランジェロの詩による組曲)

録音時期:2012年3月(コル・ニドレ)、6月(ミケランジェロの詩による組曲)(※いずれもライヴ収録)
録音場所:シカゴ、シンフォニー・センター、オーケストラホール

http://ml.naxos.jp/album/CSOR9011602

Csor9011602

 


 

 

オルランド・ディ・ラッソ:ソロモンの雅歌/ガルシア=アラルコン&クレマティス、他【Ricercar】

オルランド・ディ・ラッソ
・その口で私に口づけを
・わが庭に来たれ
・愛する者よ、あなたはすべてに美しい
・汝は我が心を奪いぬ
・わが愛する者よ、立ちて急げ
・あなたはなんと美しいことか
・さあ、私の愛するお方
・聞け、愛らしきわが恋人よ
・別れの時には
・ミサ曲『シュザンヌはある日』

指揮:レオナルド・ガルシア・アラルコン
合唱:ナムール室内合唱団
古楽アンサンブル:クレマティス

録音時期:2015年4月・10月
録音場所:ベルギー、スタヴロ、サン・セバスチャン教会

http://ml.naxos.jp/album/RIC370

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ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲全集/ブロドスキー弦楽四重奏団【Chandos】(6CD)

ドミートリイ・ショスタコーヴィチ
・弦楽四重奏曲第1番 ハ長調 Op.49
・弦楽四重奏曲第2番 イ長調 Op.68
・弦楽四重奏曲第3番 ヘ長調 Op.73
・弦楽四重奏曲第4番 ニ長調 Op.83
・弦楽四重奏曲第5番 変ロ長調 Op.92
・弦楽四重奏曲第6番 ト長調 Op.101
・弦楽四重奏曲第7番 嬰ヘ短調 Op.108
・弦楽四重奏曲第8番 ハ短調 Op.110
・弦楽四重奏曲第9番 変ホ長調 Op.117
・弦楽四重奏曲第10番 変イ長調 Op.118
・弦楽四重奏曲第11番 ヘ短調 Op.122
・弦楽四重奏曲第12番 変ニ長調 Op.133
・弦楽四重奏曲第13番 変ロ短調 Op.138
・弦楽四重奏曲第14番 嬰ヘ長調 Op.142
・弦楽四重奏曲第15番 変ホ短調 Op.144

演奏:ブロドスキー弦楽四重奏団

録音時期:2016年3月(ライヴ収録)
録音場所:アムステルダム、ムジークヘボウ

http://ml.naxos.jp/album/CHAN10917-22

Chan1091722

 


 

 

シェーンベルク:グレの歌/エドワード・ガードナー&ベルゲン・フィル、他【Chandos】[Hybrid SACD](2枚組)

アルノルト・シェーンベルク
・グレの歌

指揮:エドワード・ガードナー
管弦楽:ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団、エーテボリ交響楽団楽団員、王立ノーザン音楽大学学生
合唱:ベルゲン・フィルハーモニー合唱団、コレギウム・ムジクム・ベルゲン合唱団、エドヴァルド・グリーグ合唱団、オルフェイ・ドレンガル
ナレーター:トーマス・アレン
ソプラノ:オルウィン・メラー
メゾ・ソプラノ:アンナ・ラーション
テノール:スチュアート・スケルトン、ヴォルフガング・アプリンガー=シュペルハッケ
バス:ジェイムス・クレスウェル

録音時期:2015年12月8-11日(ライヴ)
録音場所:ノルウェー、ベルゲン、グリーグ・ハーレン

http://ml.naxos.jp/album/CHSA5172-73

Chsa517273

 


 

 

グバイドゥーリナ:太陽の讃歌、他/フィリップ・アーマン&北ドイツ放送合唱団、他【BIS】[Hybrid SACD]

ソフィア・グバイドゥーリナ
・神の前で歓呼せよ
・光と闇
・太陽の讃歌

指揮:フィリップ・アーマン(神の前で歓呼せよ、太陽の讃歌)
合唱:北ドイツ放送合唱団(神の前で歓呼せよ、太陽の讃歌)
オルガン:クリスティアン・シュミット(神の前で歓呼せよ、光と闇)
チェロ:イヴァン・モニゲッティ(太陽の讃歌)
打楽器:エルボトナル・パーカッション(太陽の讃歌)

録音時期:2011年10月30日(太陽の讃歌、ライヴ収録)、2011年11月16日(光と闇)、2012年10月23−24日(神の前で歓呼せよ)
録音場所:ハンブルク、聖ニコライ教会跡(神の前で歓呼せよ)、アルトナ文化教会(光と闇)、北ドイツ放送ロルフ・リーバーマン・スタジオ(太陽の讃歌)

http://ml.naxos.jp/album/BIS-2276

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京都市交響楽団 第555回定期演奏会(指揮:広上淳一)

今日はめでたく久しぶりに大入り袋が出たそうです。長引く不況と震災の影響で(大野さんの客演でマラ3やった時はチケット争奪になったという唯一の例外はありますが)広上回でも昨年あたりから満員御礼が出なくなって残念に思っていたので、お客さんがまた増えてきたいうのはホンマに嬉しいかぎりです。しかも今日のなんてバルトークにシェーンベルク編ブラームスという素人受けしづらい選曲なので尚の事。

そして、今年度末で定年での卒団となるファゴットの山本一宏さん、今まで大変お疲れ様でした。演奏後のステージでの花束贈呈だけでなく、レセプションで山本さんを含めたファゴット奏者4名で最後のアンサンブルが演奏されたことにも、仲間を気持ちよく送り出そうという楽団員全体の姿勢と雰囲気の良さが見えたようで好ましく思いました。

私が京響を聴くようになる少し前までは“公務員オケ”と揶揄された時期もあったそうですが、少なくとも今は全然違っていて皆でベクトルを前に向けて頑張ってるという感じですよね。山本さんが壇上での挨拶で
「(今までがそうではなかったと断りを入れつつも)広上さんが来てから京響で演奏するのが楽しくなりました。幸せです。」
といった趣旨のことを述べられていましたが、おそらく同様のことを皆で感じてるのではないかという気がします。

山本さんの後任は既に決まってるそうですが、どんな人が来るんでしょうね。楽しみです。

 

京都市交響楽団 第555回定期演奏会
2012年3月25日(日)14時30分開演@京都コンサートホール

◆B.バルトーク 管弦楽のための協奏曲 Sz.116
(休憩)
◆J.ブラームス ピアノ四重奏曲第1番 ト短調 Op.25〔※管弦楽編曲:A.シェーンベルク〕

指揮:広上淳一

 

言い様によってはメインディッシュ2つという、なんとも濃いプログラミング。

プレトークでコンマス2人が広上さんに呼ばれて、広上さんが質問役という形で一緒に曲解説していましたが、泉原さんがバルトークのオケコンが好きで演奏するのは初めてだと仰ってましたが(コンマスとしてなのか全くの初めてなのか?)、私もバルトークのオケコンは好きな曲の1つなので、自分の期待値込みで
 バルトークのオケコン≧シェーンベルク編ブラームス
と予想してたのですが、結果はというと
 バルトークのオケコン<シェーンベルク編ブラームス
という印象でした。

やはり難曲2つを両方共100%に持ってくるのは至難の業だったか・・・と考えるのは楽ですが、高望み上等wな今の絶好調オケ京響に対してそれは寧ろ失礼ですし、実際に終楽章を華麗に締めくくって客席から盛大な拍手が送られてる程度には充分な好演でした。ただ何と言うか、特に初めの2つの楽章でパズルのピースが何処か微妙にズレてたように私は感じました。エッジを効かせたシャープなものを・・・と期待してたのが、弦の響きでゾクゾクするとかそういうのが若干不足気味だったり。

逆に後半のシェーンベルク編ブラームスは昨年のラフ2や『ローマの祭』に伍することのできるレベルの圧巻の演奏。弦も管も鳴るわ鳴るわ、しかも響きがブラームスにもシェーンベルクにも偏らない絶妙なバランスの奏で方で、曲の構造をしっかり把握した上でのテンポ感もピタッとハマった感じで、終楽章をゴージャスに締めくくった終わった時には期待以上の素晴らしい出来に大いに感動し満足しました。CD収録が無かったのは非常に勿体ない!とつい考えてしまったほど(笑)。

広上さんは今日は前半も後半もずっと指揮棒を持たないで指揮されてました。今まで演奏途中で持ったり持たなかったりと変えることはありましたが、最初から最後まで指揮棒無しで通したのは私は初めて見ました。後半は曲があんな感じなのでともかく、前半のバルトークのオケコンで使わなかったのは結構な冒険のような気もしましたが・・・広上さん本人に直接その質問を伺えればよかったのですが、なんせ花粉症が酷くて薬でギリギリ抑えてる上に眠剤が効かなくて寝不足という有様なしとらすさんだったので、レセプションは長居せずに大人しく帰ったもので、疑問は疑問のままです(苦笑)。