ウィンドバンドのための音楽/ノルウェー国軍音楽隊

ウィンドバンドのための音楽/ノルウェー国軍音楽隊【Simax】
《収録曲》
・P.グレインジャー 岸辺のモリー
・P.グレインジャー リンカンシャーの花束
・フローラン・シュミット ディオニソスの祭 Op.62
・G.ホルスト 吹奏楽のための第1組曲 変ホ長調 Op.28,No.1
・G.ホルスト 吹奏楽のための第2組曲 ヘ長調 Op.28,No.2
・P.グレインジャー アイルランドの旋律
・P.グレインジャー 羊飼いのヘイ

アイヴィン・オードラン指揮 ノルウェー国軍音楽隊

http://ml.naxos.jp/album/PSC1208

Psc1208

別途紹介した『セント・ポール組曲』との関連で、ホルストの『吹奏楽のための組曲』の第1&第2組曲が両方収録されたCDということで見つけたのがこれ。

ノルウェーのレーベルから出てるものですが、さすがノルウェー軍お抱えのブラスバンドなだけはあります。響きも演奏も洗練されててとても上手いです[→こちらのページにて詳しく紹介されている方の評がありますので、ぜひご一読ください]。“吹奏楽ファン以外からも注目された、魅力的なアルバム”と紹介されるだけあって、吹奏楽を知らない人や「吹奏楽なんて・・・」と偏見を持ってる人にも聴いてほしい1枚です。

ホルストの組曲はソロがどれも絶品ですね。澄んだ音色で程よく抑制をきかせつつ、民謡を素材とした旋律がちりばめられた美しいメロディーをなかなかに歌わせてくれます。あざといのはホルストらしくありませんもの。パーカッションが喧しくない(ガチャガチャ騒々しく聞こえない)のも高ポイントです。

また、『ディオニソスの祭』は日本のアマチュアでも吹奏楽コンクールの自由曲で採り上げられることの多い曲ですが、これがかなりの難曲なのは経験者ならわかるはず(私もその経験者・苦笑)。世界最強とも名高い仏パリのギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団のために書かれた曲なのですから無理もないことですが、ノルウェー国軍音楽隊も決してギャルドに負けてないと思います(『ディオニソスの祭』はプログラムになかったもののギャルドは1987年の来日時に私も福岡公演を聴いてますが、人伝に借りて聴いた60年代の諸録音と比べると―――パリ管もそうだけど―――悪い意味で音色がインターナショナル化してて技術は高いのにちょっとガッカリした印象)。

Simax Classics(http://www.simax.no/)はオスロに居を構えるレーベルでノルウェーの作曲家・演奏家の録音を中心にリリースしているそうですが、カタログが140頁以上にものぼります。1978年創立とのことで豊富なライブラリーですね。