スッペ:序曲・行進曲集/ネーメ・ヤルヴィ&ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管(+スッペ:序曲集/スウィトナー&シュターツカペレ・ドレスデン)

NMLの「今週の一枚」でネーメ・ヤルヴィとロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団[http://www.rsno.org.uk/](以下RSNOと略します)のコンビによる新譜が紹介されてましたので、早速聴いてみました。RSNOの公式サイトを見て気づいたのですが、ヤルヴィパパはかつてこのオケの首席指揮者を務めていただけではなく、桂冠指揮者の称号も贈られていたんですね。

 

スッペ:序曲・行進曲集/ヤルヴィ&スコティッシュ・ナショナル管【Chandos】[Hybrid SACD]

フランツ・フォン・スッペ
・喜歌劇『軽騎兵』序曲
・喜歌劇『ボッカチオ』序曲
・喜歌劇『ボッカチオ』〜第3幕行進曲
・喜歌劇『スペードの女王』序曲
・「そこの丘から何が来た」によるユモレスク変奏曲
・喜歌劇『詩人と農夫』序曲
・喜歌劇『ファティニッツァ』〜行進曲
・喜歌劇『モデル』序曲
・演奏会用行進曲『丘を上り谷を下って』
・喜歌劇『イサベラ』序曲
・喜歌劇『美しきガラテア』序曲
・喜歌劇『フアニータ』〜行進曲
・喜歌劇『ウィーンの朝・昼・晩』序曲

指揮:ネーメ・ヤルヴィ
管弦楽:ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団

録音時期:2012年4月17-18日
録音場所:グラスゴー、ロイヤルコンサートホール

http://ml.naxos.jp/album/CHSA5110

Chsa5110

 

リリースは通常のCDフォーマットではなくハイブリッドSACDでのようですが、この手の音楽をSACDの音質で聴いたら印象もどうなるんでしょうね?

閑話休題。

勝手知ったるコンビによる演奏とあって、とてもスムーズに流れるような音楽を感じます。『軽騎兵』序曲や『詩人と農夫』序曲といったメジャーな曲だけでなく、録音もあまり無さそうなレアな曲も混じっているのが特徴ですが(というかヤルヴィパパはレパートリー広すぎでしょうwww)、肩の力を抜いてとても楽しく聴けます。洗練されたアンサンブルで優雅かつ華やかな雰囲気を味わさせてくれるRSNOの実力の高さが伺えるのもいいですね。

 


 

このディスクに刺激されてNMLのカタログで検索かけてみたのですが、ありましたねぇ〜よさげなのが(笑)。

 

スッペ:序曲集/スウィトナー&シュターツカペレ・ドレスデン【Berlin Classics】

フランツ・フォン・スッペ
・喜歌劇『美しきガラテア』序曲
・喜歌劇『詩人と農夫』序曲
・喜歌劇『怪盗団』序曲
・喜歌劇『軽騎兵』序曲
・喜歌劇『陽気な若者』序曲
・喜歌劇『スペードの女王』序曲

指揮:オトマール・スウィトナー
管弦楽:シュターツカペレ・ドレスデン

http://ml.naxos.jp/album/0021532BC

0021532bc

 

もう40年以上も前の録音のようですが(マスター録音の状態がどうなのかわかりませんが『詩人と農夫』序曲の途中など音程が少し怪しくなってる個所が一部ありました。元のCDでもこうなのかNMLのリッピングが悪いだけなのか・・・?)、だからこそでしょうか、“いぶし銀”とも形容される独特の木質感と重厚な響きが見て取れますが、そこはオペラハウス叩き上げの指揮者スウィトナーさんがタクトを振るうだけあって、シュターツカペレ・ドレスデン独特のトーンを活かしながら軽妙で洒落た雰囲気も表現されています。『怪盗団』序曲でのラストに向けて怒涛のごとくアッチェラントかけていくさまとかもうノリノリ(笑)といったところですし、鳴らすところは豪快に鳴らしている(しかもギラツキや喧しさが全く無い)ところなどはさすがドイツの伝統オケらしさを感じさせます。

400年以上の歴史を有するシュターツカペレ・ドレスデンがかつて誇った往年のサウンドを、こういったオペレッタの序曲で堪能できるとは思いませんでした。膨大なリストを誇るNMLのカタログ、やっぱりこうして探してみるもんですね。