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トゥーツ・シールマンス/Live at Le Chapiteau [DVD]

はじめは昨年末発売という触れ込みでタワレコに予約かけてたのに、年が明けても一向に発送メールが来なくって焦らされたこと焦らされたこと(笑)。ようやく今日になって届いたので、さっそく視聴してみました。

 

トゥーツ・シールマンス/Live at Le Chapiteau [DVD]【Challenge Classics】

1. On Green Dolphin Street
2. The Days of Wine and Roses
3. I Loves You Porgy & Summertime
4. I Do It For Your Love
5. The Dolphin
6. Sinatra Medley (All The Way – My Way)
7. Smile
8. Midnight Cowboy
9. Dat Mistige Rode Beest (Turks Fruit)
10. Somewhere Over the Rainbow
11. For My Lady
12. Bluesette
(アンコール)
13. What a Wonderful World

ハーモニカ:トゥーツ・シールマンス Toots Thielemans
ピアノ&シンセサイザー:Karel Boehlee
ベース:Hein Van de Geyn
ドラム:Hans van Oosterhout

※スペシャルゲスト
ピアノ:Kenny Werner (5,6,7,13)
ヴォーカル:Trijntje Oosterhuis (10,13)

下記は3月12日発売予定のAmazon↓現時点でならこちらの予約購入の方が安価です(¥1,796)
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トゥーツ・シールマンスを含めたいつものヨーロピアン・カルテットにゲストも交えての演奏で、昨年5月17日のベルギーのリエージュでのライヴ映像です。一昨年の来日公演を私は知らないので、彼が車椅子で登場したのにはちょっと驚きました。御年90歳、それでも彼のハーモニカとミュージシャン魂は衰えることなく健在でした。最初のグリーン・ドルフィン・ストリート(ジャズのスタンダードで私が最も好きな曲の1つ)から何とも言い様のない味わい深さを存分に堪能させてくれます。映像もDVDフォーマットにしてはかなり良い方で、アップ画像でもクリアに表情が見られました。1回のコンサートをまるまる収録されてあるので、演奏中のメンバー同士のアイコンタクトとかだけでなく曲間でのトークや客席からのリアクションなど微笑ましい雰囲気に包まれているのも見られるのが有難いですね。

ところで、日本には“人間国宝”という存在があります。文化財保護法に基づく重要無形文化財の保持者として各個認定された人物を指して俗に言われる言葉で、日本の伝統芸能や伝統工芸技術の各分野で際立って優れた匠の技を持つ方々が認定されてますよね。私も伝統芸能では能や狂言で生で接したことがありますが、茂山千作さんの狂言は彼がそこに立ってるだけで一挙手一投足が見てる側にハッピーな笑いをもたらしてくれますし、シテの片山幽雪さんとワキの宝生閑さんが共演した『実盛』は老将と高僧の凄みある対決に内なる感動を大いに得られたものでした。

洋楽の、しかもバッハやモーツァルトやベートーヴェンといったクラシックではないポピュラーなジャンルで、さしずめ人間国宝みたいなのを決めるとしたら、トゥーツ・シールマンスは絶対に外せないでしょうね(笑)。あとはジョアン・ジルベルトなんかもそうでしょうか。ポピュラー系のミュージシャンは老年期になると熟成よりも衰えや感性の枯渇の方が勝ってしまう事例が多いと思うのですが、彼らあたりになるともう別格ですね。このライヴが映像として鮮明に記録に残されたのは誠に幸いというべきでしょう。

・・・できることなら生でぜひともコンサートを聴いてみたいものですが、なかなかねぇ・・・(苦笑)。

 



トゥーツ・シールマンス・ヨーロピアン・クァルテット/ライヴ

普段はそうマメにチェックしない新着タイトルのコーナー、たまたま気晴らしに眺めながら過去に遡って見かけた1枚ですが・・・ヤバいくらいハマってしまった(爆)。10日ほど前にNMLに登録されたばかりのライヴ盤。

Toots Thielemans European Quartet / Live【Challenge Classics】

1 I Loves You Porgy
2 Summertime
3 Começar De Novo
4 The Days Of Wine And Roses
5 Circle Of Smile (theme from: Baantjer)
6 Round Midnight
7 Les Feuilles Mortes
8 Theme from Midnight Cowboy
9 On Green Dolphin Street
10 Ne Me Quitte Pas
11 Bluesette
12 For My Lady

ハーモニカ:トゥーツ・シールマンス Toots Thielemans
ピアノ&シンセサイザー:Karel Boehlee
ベース:Hein Van de Geyn
ドラム:Hans van Oosterhout

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http://ml.naxos.jp/album/CHR70160

ガーシュウィンの『I Loves You Porgy』『Summertime』で始まるこのアルバム、ラスト2曲がオリジナルで他はほとんどスタンダードという選曲。レーベルのサイトによれば2006年オランダでのライヴらしいのですが、トゥーツ・シールマンスってば1922年生まれですし・・・80過ぎた爺さんの演奏とはとても思えません。

中でも圧巻は『On Green Dolphin Street』でしょうか。アップテンポでみるみるテンションが上がっていくシールマンスのハーモニカ。ノリノリで明るく吹きまくりますが、そこはそれ、甘いも辛いも噛み分けたチョッピリ切ない雰囲気もコッソリ忍ばせています。ハーモニカの音色の故なのか、シールマンスの人生の蓄積ゆえなのか・・・過去にマイルス・デイヴィスやビル・エヴァンス、ウィントン・ケリーなど名演がズラリと並ぶ曲ですが、このシールマンスの演奏も充分伍するものだと思います。

えぇ、えぇ、しとらすさんはすっかりノックアウトされましたともw
そこにシビレル憧れるぅ~ってな感じで(爆)

Challenge Classics はオランダのジャズ・レーベルとして有名な Challenge Records が開始したクラシック・レーベルだそうですが、トン・コープマンのバッハ「カンタータ大全集」をエラートから引き継いで2006年には完成させ、さらにはブクステフーデの作品集の録音も始めるなど、精力的に活動しているようです。このライヴ盤のリリースの印象からはジャンルを問わずセンスの良さが伺われますね。